coco salon

カナダ在住、研究者の妻のおはなし

シアトル旅行記vol.3 スターバックス1号店に行ってみた

シアトルといえば

 

スターバックス誕生の地 

 

として有名です

 

ここでスターバックス誕生秘話に

ついて紹介したいと思います。

 

 

シアトルで生まれ育った

Gordon Bowkerは

サンフランシスコの大学を中退し

ヨーロッパを放浪していました、。

 

イタリアで立ち寄ったコーヒーショップで

飲んだカプチーノに衝撃を受けたことから

物語は始まります。

いつも徹夜の眠気覚ましに

アメリカで飲んでいたコーヒーとは

全く別のものでした。

 

This was good.

This was amazing.

This was unforgetable.

 

そして、彼は味だけではなく

仕事前にコーヒーバーに立ち寄り

3分以内で持ち帰るといった

イタリアの人々の生活スタイルの一部であり

イタリアのコーヒー文化たるものに

感銘を受けたのです。

 

そして彼はシアトルに戻ってから

バンクーバーまで美味しいコーヒーを探しに

来ていたようです。

 

私の家の近くにもある

コーヒーや紅茶の老舗の

Murchie’sにも通っていたみたい

 

すごく興味深いですね

 

そして彼はこのような生活をして

バンクーバーからの帰りに

第2のひらめきが訪れ

自分でローストしたらいいぢゃないかと

考えつき

ルームメートのJerry Baldwin と Zev Siegl

この3人で1971年に

コーヒーショップを立ち上げました

 

その第1号店が

パイクプレイス店

 

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中は観光客で賑わっていました

 

日中は人が多すぎて

ゆっくりみれませんでしたが、

夜が意外と穴場!!

 

バンクーバーが

スターバックス誕生ストーリーに

出てくるなんて思ってもみなかったので

びっくりしちゃいました。

 

また当時の時代背景を紹介します。

 

遡ること第二次世界大戦中。

コーヒーは兵士の間で「士気があがる」などの理由で重宝されていました。

そのため、ほとんどのコーヒーが軍に供給され、アメリカ国内ではコーヒーを薄めて飲む方法が浸透。

戦争が終わっても、その味にアメリカ人は慣れていました。

また、コーヒーを扱う企業の価格競争は激化し品質は軽視されていくに伴い、

どんどんコーヒーはまずくなる一方でした。

 

また、1970年代アメリカの西海岸の日人々は

人工甘味料などを加えた包装食品や、加工品などを嫌い、自然食品や高級品を受け入れるような風潮が現れてきます。

 

 

当然、コーヒーに関しても高品質なものを求めるようになります。当時コーヒーと言えば、缶入りの粉を浮かべる時代です。スターバックスのような高品質な深煎りのコーヒーを提供しているところはほとんどありませんでした。

人々の嗜好の変化に、スターバックスの高品質なコーヒーが需要と合致し、支持を獲得することとなったのです。

 

ビジネスを始めることは

並大抵のことではありませんが

誕生秘話を紐解いていくと

時代背景と人々のinsightがリンクしていて

後から学ぶ人間としては

はっとさせられます

 

いつか自分でビジネスができるように

なったらいいな。